2009年10月 1日 (木)

不思議なおじさんを救助

(富士山遊遊・Ⅰ・・・・・・・・⑯おわり)

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秋はすぐそこまで来ているのに

少しだけ早とちりしている柿の実

あわてることはないからもう少し

木の上で頑張ってみてね

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やっとバイパスまでやってきました

いつもは車で通り過ぎるだけなのに

陸橋の上から見る富士宮の街

景色がちょっと違って見えました

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浅間神社本宮に出るつもりが

少しだけ南に出てしまった

でもよくよく見ると若宮浅間神社だ

さすがここは浅間神社の街

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駅前通りを過ぎ身延線の線路を越え

大規模郊外店の前を行く

一日随分あるいたものだ

でも何とか10時間を切るだろう

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そう思って大きな駐車場前を行くと

車の激しい通りで道路の真ん中で

何度も寝てしまうおじさんを見つけて救助

警察に電話しやっとおじさんを舗道に保護した

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おじさんを警察官に預けて帰途に就く

おかげで潤井川に到着したころは

すでに出発から10時間になっていた

良く歩いたものだと我ながら感心した

これから時々富士山周辺を遊び歩き

して行きたいと思っています

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2009年9月30日 (水)

気の早い秋の実たち

(富士山遊遊・Ⅰ・・・・・・・⑮)

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再び国道469号を西へ西へ

朝霧高原と白糸滝方面の別れ道

右に行けば同じ標高を白糸へ

真っ直ぐ国道を行けば下って市街へ

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富士山方面を眺めると

ますますそこだけ雲が群がる

あるはずの雄大な山影は

次回の楽しみにしましょう

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国道は山宮浅間神社の手前で

途切れその先は工事中でした

ここを左折して一気に富士宮へ

下って帰ることにしました

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道の脇には紫式部の実が

やっと色付き始めたばかり

恥じらいがちに頬を染めた

うら若き乙女のよう

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気の早い木の実たちは

まだ青いくせにもう親離れ

木から飛び降りて旅にでも

出ようとしているのだろうか

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一生懸命下っているのに街がなかなか近づかない

上りより下りの方が長く感じるのは

ちょっと長く歩きすぎてお疲れだからかな

夕陽が長い影を引きだした

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2009年9月29日 (火)

即身成仏末代上人を忍ぶ

(富士山遊遊・Ⅰ・・・・・・・・⑭)

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浅間神社の狛犬はいつ見てもかっこいい

それは溶岩の台の上に乗っているからだ

あの吉田の北口浅間神社もかっこよかったね

顔つきも風化してはいるが貫禄がある

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樹齢1000年の大杉はご神木

この木は300年前の宝永大噴火も

生き延びて目通り10mもある

噴火のため老木の少ない富士山

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その富士山に数百回の修験の登山

役の行者の流れをくむ末代上人

富士講の元祖である上人は

遂にこの地で即身成仏されたのだ

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氏神社は「高根総鎮守」として

末代上人を祭ってある

自ら仏となり富士山を守ると言う

修験者としての究極の境地なのだろう

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ここだけは火山灰も避けたのだろう

境内には大木が多く銀杏の木も

その乳根を大きく垂れて

存在感を醸し出していました

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境内には護摩壇もあり

水垢離場には江戸の修験者の

姿がそこにあるようにも感じた

村山浅間神社富士根本宮に浸る

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2009年9月28日 (月)

村山浅間神社に至る

(富士山遊遊・Ⅰ・・・・・⑬)

108469

林道を400mぐらいを下って

国道469号に到着しました

まだ標高は350m以上はあり

まだまだ高原の国道です

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国道を少し西に歩くと

村山1号橋の袂に右に入る道

村山浅間神社の案内板がある

今回の第二の目標の神社です

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橋の上から正面に神社が見える

小さな村落の中にひっそりとたたずむ

それでいて何かどっしりとした存在感

江戸の昔ここはれっきとした登山口だ

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橋のところから村に入り神社の前まで来ました

今回かなりの距離を歩いた割には

山中のため自動販売機が無く水分欠乏気味

神社を通り過ぎた先でようやく販売機を見つけた

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再び神社に戻り改めて鳥居を見る

「富士根本宮」とあり村山浅間神社とある

富士・根本宮か富士根・本宮かしばし迷う

浅間神社の鳥居の名はいろいろで面白い

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富士山浅間神社の歴史の中で

かなり重要な位置を占めている

室町・鎌倉の修験者の道でもあり

英人オールコックが外国人で初めて

江戸時代富士登山した登山口でもある

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2009年9月27日 (日)

林道を抜けたようだ

(富士山遊遊・Ⅰ・・・・・・・・⑫)

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上り道で見つけたミズヒキと

こちらの林道ではキンミズヒキが

多く見つかりました

道によって植生は変わる

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ツリフネソウも上りでは赤

林道ではキツリフネも多くなり

明るさの多い道の方がにぎやかだ

秋は草花も木の実も葉っぱも

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みんな不思議なハーモニーを

森中に響かせています

勿論それにツリガネニンジンの

吊鐘も加わって楽しさ増幅

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ワンカットを切り取った絵も

そこにはいくつの秋があるのか

数えきれないほどあふれています

虫たちの声も彩りを添える

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明るい森と深い森が交互に現れ

二時間ほど林道をさまよい歩き

自分の姿が妖精と同化しようとする

勿論誰とも会わない不思議な次元

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やがて森を抜け人間の息使いのする

畑が突然現れました

いよいよ林道ともお別れのとき

思い通りの道に出たかどうか

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2009年9月26日 (土)

林道を抜けて林道に入る

(富士山遊遊・Ⅰ・・・・・・・・⑪)

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飯盛林道の森の中には白ペンキで

何やら文字が書いてあり何だろう

「印野財産区有地」の略で他にも

「玉」と書いてあったり財産区が

入り乱れているようでした

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この林道のおかげで森は整備され

杉やヒノキや椹などの素晴らしい

森が延々と続いて行きます

おかげで景色は森ばかり

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一か所だけ森が切れて

見晴らしの良いところに出会いました

色々な草花がそこには自然を謳歌

ススキだってもう秋の気配を醸し出す

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私の背丈よりもずーと大きな

ご存じタケニグサもさらに背伸び

眼下に広がる富士山裾野を

睥睨しているようでした

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約3kmの飯盛林道を抜けました

この道は少しだけアップダウンで

ほぼ平たんな道だけで快適でした

富士山スカイラインからの林道と合流

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これからはいよいよ下りの林道が

森の中をうねうねと曲がりながら

緩やかにその高度を下げていきます

再びいろいろな植物と出会います

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2009年9月25日 (金)

林道入り口でお昼休み

(富士山遊遊・Ⅰ・・・・・・・・・・⑩)

070

自転車で富士山を目指す人は

平気な顔をしてすいすいと追い越す

丁度お昼になったころ林道が現れる

右に入ると「飯盛林道」となる

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林道は狭いながらも舗装されている

昼からは林道を行くことにして

まずはここでお昼にすることにした

車が頻繁に通る道とは違って静かだ

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ここでは少し展望が開け

富士の町と駿河湾と日本平ら

一望のもとに見えましたが

曇りがちの空の中にかすんでいました

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路傍に腰をかけおにぎりをほおばる

目の前の緑の木々に心洗われ

元気に鳥の声も聞こえます

標高は850mぐらいだろうか

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静かに耳を澄ませば葉摺れの向こうに

静かに秋が忍び寄っているのが解る

腰を下ろした草むらの目の前に

山栗のいがが転がっていました

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食事の後少しスケッチなどして

早々に林道の森に歩き出す

再び眺望は木々に阻まれて

鬱蒼とした世界に引き込まれる

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2009年9月24日 (木)

派手じゃないけど元気に咲いて

(富士山遊遊・Ⅰ・・・・・・⑨)

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富士山に抱かれて山を上る

「山開きたる雲中にこころざす」上田五千石

かの有名な先生の句が何でここにあるの

歩いて行く人間にしか気がつかない山中に

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山には派手な花もあれば地味な花もある

どんな花だってそこには彼らのポリシーが

歴然として存在している筈だ

ツリフネソウの赤いのに久しぶりに出会う

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ミズヒキの花の小ささにいつも笑う

彼女たちの健気さは私の心を揺さぶる

でも精いっぱいの自己主張に

お互い頑張ろうねと励ましあう

062

いったいどこに花があるのか

世界最小とも思える花びらに

だいぶ目の悪くなった私には

その花の姿がよく解りません

063

秋だと言うのに高原では

タマアジサイがまだまだ元気に

これからも咲き続けるぞと主張しています

頑張れ頑張れおいらも頑張るよ

068

クズの花はよくよく見ると鮮やかだね

その旺盛な繁殖力と名前で損しているが

この花のたくましさにいつも元気をもらう

世間に負けずまだまだ一花咲かせて下さいな

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2009年9月23日 (水)

一合目はまだ遠く

(富士山遊遊・Ⅰ・・・・・・・・⑧)

047 

士山の涌水はどこでもバナジウム

天下の名水の一つで体に良

この水で蕎麦を打たせたり茹でたり

得も言われぬ味だそうです

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もう富士山を見ることは

この日無理だと思いました

晴天の空に群がるように雲が覆い

私にだけは絶対に見せまいとしている

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やっぱり足元を楽しむしかあるまい

これは何の花ですか

チョウジのようなエンコクサのような

目に鮮やかな花でした

056 

もう標高は500mぐらいだと思うけど

まだ一合目まで達していません

時間の経過から言って今日

そこまで歩く事はできないでしょう

057 

出会った人にどこまで行くのだと聞かれ

行けるとこまで行きますよと言って笑われ

かにこの道はいつか来た道だけど

どこまで続くかわからない

058 

一本道にやっと脇道が現れる

この富士山の森林に植林した

先人達が切り開いた林道のようです

変化の少ない道に少し

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2009年9月22日 (火)

花の語らい

(富士山遊遊・Ⅰ・・・・・・・・・・⑦)

042

山宮浅間神社を出て確実に

それでいて緩やかに道は上る

もう前方に見えるはずの富士山は

雲と森に阻まれて見えません

044

でもアルキニストには足元に

色々な草花が語りかけます

ツリガネニンジンはずーっと

道の端を彩っていました

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シラタマホシクサだろうか

真ん丸な頭をちょこんと出して

にっこりほほ笑みます

初秋の山はゆっくり歩いてこそ

046

その良さを見せてくれるのかも

今度は仙人草が群がり咲いて

まるでサワサワと噂話でも

しているようでした

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そうかと思うとシュウカイドウが

華やかなピンクの色で誘惑

ちょいとお兄さんなんてささやかれても

私の足は誘惑に負けず前に進む

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「分け入っても分け入っても青い山」(山頭火)

真夏が終わっても富士山は青い山

誰に道案内するのだろうか「道祖神」が

草に埋もれた鳥居の横にひっそりと建つ

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