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2011年5月 7日 (土)

涙がとめどなくあふれ出て

(メーホンソン・ⅩⅡ夏の別れ・・・・・・・・⑥)

231

(空港での涙の別れ)

(19901201(土))

メーホンソンでの最後の日になった

午前中出勤しW氏とG氏を相手に

各種の説明をし最後の仕事

12時ごろまでいてPIYAに戻った

チェックアウトをして昼食を取る

昼食時ビールを飲んだせいか

気が抜けたせいか全身に

力が入らない

いつもはしゃべりまくる二人だが

今日は二人とも何もしゃべらない

御老公は疲れ切った表情で

テラスのサマーベッドに横たわり

2時間半もぐっすり寝ていた

その間私は家に最後の手紙を書いた

手紙のナンバーも33になっていた

飛行機の出発の時間が迫ってくる

空港へ行こうと言うと御老公は

まだ早いと言って落ち着いている

PIYAのマスターがやってきて

空港まで送ると言って車を出してきた

午後4時にPIYAゲストハウス出発

空港では御老公も私も言葉少なく

何かをかみしめるように目は

宙を追っているだけだった

すぐにウッちゃんが友達とやってきた

せっかく見送りに来てくれたのに

胸が詰まって交わす言葉が出てこない

ウッちゃんの目は今にも

涙があふれそうだった

それを見て御老公は私を促して

そそくさと搭乗待合室へ連れて行く

ガラス窓の向こうに見える

ウッちゃんの目頭はみるみる赤くなり

大粒の涙が溢れているのが見えた

飛行機が動き出す・・・

窓越しに・・・

滑走路が見えるところに出てきた

ウッちゃんの姿が見えた瞬間に

私の眼には大粒の涙が

とめどなく流れ出した

御老公は黙って横に座っていた

チェンマイでは夕食にいつもの「古都」へ

餞別と言って「扇」と花束をいただく

ここでは明るい別れだった

「チェンマイの夜」では

御老公の辛い別れが待っていた

チーママも目に涙を浮かべていた

二人の別れをそっちのけに

私は歌いまくっていた

むしろそれが二人への

気づかいのつもりでもあった

部屋に戻ると御老公は

「僕は無門君をメーホンソンから

連れ戻しに行ったんだよ」と言った

「でなければ君は・・・・・・・・・」

気持ちは痛いほど分かっていた

『手をつなごう・日本』震災からの復興を祈る

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