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2009年12月18日 (金)

忘れ去られた背負い籠と魚籠

(天竜川源流への旅・Ⅱ・・・・・・・・・⑧)

064

ヒコバエの田圃の中に

三列縦隊で並んでいる

稲藁の子供たち

何処へ行こうとしているのか

065

民家のそばの畑には

ミカンがたわわに実り

孫たちに届けるためか

おばあちゃんが摘み取っていました

067

うっかり道路の端を歩こうものなら

トビツカミの仲間たちが通りすがりの

旅人の足元にまとわりついて

自分たちも旅をしようと狙っている

068

中には花を仲間に引き入れ

旅人を誘惑しながら

なんとか別世界への脱出を

密かに夢見ているのかもしれない

069

大きな魚籠と大きな背負い籠と

いつの時代からここにあったのだろうか

あたりに人影も無く打ち捨てられたように

何の用途であるかも全く解らず

066

それでも単調な田舎道は

延々と続いています

果てしない彼岸への旅路のように

何処までも何処までも

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