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2007年11月15日 (木)

波飛沫と海の香

鳥取県三朝町三徳山三佛寺で14日、100m近い絶壁に建つ国宝「投入堂」へ一般参拝者が60年ぶりに入ったとニュースが片隅に載っていました。

「投入堂」(なげいれどう)と読むそうです。ずいぶん変わった名前なのでなんとなく気になってしまいました。一説には富士山でもお馴染みの「役行者」が下に在ったお堂を念力で「えいっ、やっ」とばかり絶壁の窪に投入れたと言われていますが、あくまでも伝説だそうです。

まったくの無知ですが、お堂を投入れたのでなく、お堂に何かを投入れたというほうが言葉のニュアンス的にはしっくり来る様な気がしますね。お堂まで登るだけでも大変な絶壁へ建物を作ったと言うだけでも、地元の人たちが世界遺産に登録しようというしている気持ちがわかりますね。

絶壁で印象に残っているのが、スラウェッシュ島の中央にあり、ほぼ赤道直下のタナトラジャという町で、絶壁に祀ってある棺おけを見たことがあります。絶壁に2本の木の棒を差し込み、その上に木製の棺おけに入った遺体を安置する。それこそ100m以上ありそうな絶壁の壁で、歩いていけるようなところではない。

風月が次第に朽ち果てさせることにより遺骨だけが地上に落下する。それを舟形の箱に入れて下の祠に合葬するので、親族はいつでも剥きだしのご先祖様のお骨にお会いできると言う訳だ。どうやら、絶壁に祀ってもらえない人は洞穴の中に安置され自然へと返っていく。笑顔でミイラになりかけた人や、無事お骨になった人の骸骨を洞穴の中にずらーと並べてあったりして、壮観でした。

そんな、アジアの文化と三朝町の「投入堂」もどこかでつながっているのかもしれませんね。

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(遠州灘・Ⅷ・・・・・・・④)

Photo

岩場を抜けると再び砂浜になる

海岸から見ると灯台はいったん隠れる

変わりにパラボラが見えてきた

たぶん自衛隊関係だろう

Photo_2

岬というものは航空機にとって

格好の地形なんでしょうね

それと防空上も大切なところ

この向こうには通信基地があるようだ

Photo_3

砂浜が再び消えてゆき

今度はしっかりした岩盤が

現れてきました

そして水際がぐっと道路側に

迫ってきます

Photo_4

次第に狭まった浜辺が

遂に道路の堤防まで迫っています

一度上まで登るかそのまま歩くか

行けるところまで行ってみよう

Photo_5

堤防の下には波が当たり

白い飛沫を上げています

しかも濡れた緑の絨毯が

びっしりと敷き詰められ

Photo_6

足を滑らせれば頭を打つか

もしくは海の中に落ちてしまうか

波をかぶってしまうかなんて思いつつ

一歩一歩慎重に歩みを進める

Photo_7

波の飛沫を無事に潜り抜け

岩についているものをつまんでみる

青海苔ですね

少し食べてみるとほんのり海の香が

口の中に広がりました

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